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セルフモチベーションコントロール


『セルフモチベーションコントロール』

静岡ブルーレヴス代表取締役社長である、山岡拓志氏の講義であった『セルフモチベーションコントロール』について、私自身大変感銘を受けた内容であったのと、現在、チームに所属する仲間の中に、まさにこの話を聞いて欲しいと思う内容がであったので当該ブログにて共有しようと思います。


思考をコントロールするスキル(技術)のことを『セルフモチベーションコントロール=自己説得』と呼びます。

自己説得力=状況の切り分け力×思考の切り替え力


状況の切り分け力とは「変えられる物」と「変えられない物」を切り分ける力の事を指します。


[変えられる(コントロール)できる物]

自分(自組織)、思考・行動、未来

[変えられない(コントロール)できない物]

他人・環境、感情、生理反応、過去


では、著名人の例を挙げながら、『セルフモチベーションコントロール』について読み解いて行きましょう。


ラグビー界からの紹介をすると、セルフモチベーションコントロールに長けた選手は多くいますが、2015年ワールドカップで活躍された五郎丸歩選手がイメージしやすいのではないでしょうか?いわゆる『ルーティーン』です。

なぜルーティーンを行うのでしょうか?これは、別の講義で、五郎丸氏本人が仰ていた内容となりますが、「周りの歓声や、得点差などは自分ではコントロール出来ない。だから、それを気にしても仕方が無いことだ。そんなことに悩むなら、自分の気持ちを整理し、自分でコントロールできる部分にだけ意識をしてプレーをする。そのためにルーティーンは欠かすことの出来ないスイッチのような物」と言われていました。

確かに、ホームゲームやアウェーゲームの調整なんて一選手ができるわけもなく、得点差だって、敵がいるのですから、余裕ある得点差や、1点差このコンバージョンキックが外れたら負けというシュチュエーションだって自分では到底コントロールなんてできません。そこに意識をするだけ無駄なのです。逆境で燃え上がる人も中にはいるかもしれませんが、多くは緊張や思考が逸れてしまい集中ができていない状態陥るのではないでしょうか?その中で変える(コントロール)ことができるのは、自分自身であり、その後の行動です。自分がコントロールできる範囲で全力を出し切る。コントロール出来ない環境などは切り捨ててしまう。というマインドコントロールです。


次に、バスケットボール界で有名な選手といえば、田臥勇太選手ではないでしょうか?この方も試合後のインタビューで次のように言われています。「今日は今日でこの試合は終わり。これからが本当に勝負なんで、自分の中で気持ちは切り替わって前を向いています」田臥選手のすごい所は、試合中に何を考えているか?という問に「常に0対0だ」と答えているところにあります。どれだけ得点差が開いていても全力で止めに行くし、全力で得点を取りに行く。点を取ろうが取られようがすべて過去のことで、今、常に手を抜かない。だからこそ田臥選手は強いし、誰をも魅了するのではないでしょうか?


ゴルフ界では、丸山英樹選手がサドンデスで敗退したことをきっかけに、セルフマインドコントロールを得た話です。「雨だ、やばいなっていう気持ちが最後の一打差になったじゃないかと反省したわけです。それからは雨、上等。関係ねーって(笑)」雨だからやばいなと思うか、雨だ!ラッキー!と思うかは自分次第なんです。雨という環境は変えることができません。ただ、「やった!チャンスじゃん!」と思うのは個人の自由だし、思うことで最初の一歩が全然違うんです。この「やろう!」とした瞬間にポジティブでスタートきるか、ネガティブな感情でスタートをきるか、どちらが最終的に良い成果を出すかは想像に難しくないはずです。


最後に、若くして白血病を患い競泳選手の池江璃花子選手の言葉ですが、「病気になったことは、もうどうしようもない事実だから、変えられない事実だから、ネガティブに考える必要もないと思うし、自分の年齢的にもまだチャンスがあるのだったら、そこを狙えばいいと考えていました」これは白血病を言い渡されてから4時間後に考えたセリフだそうです。すごいですよね。僕だったら三日三晩~一週間は寝込んで立ち直れるかどうか・・・。彼女がすごいことは、過去は過去として切り分ける力があることです。優秀なアスリート優秀な経営者はここが上手いんです。でもこれはやろうと思えば、皆ができることで特別なことではなく、ポジティブに捉える力。ネガティブに考えない力を養って行けばよいのです。では、どう養うのか?簡単に言ってくれるなよと言われそうですが、ポジティブな人、ネガティブな人の大きな差があるのです。そこに気づけた人達が上述の著名人達だと思います。


ポジティブな人と、ネガティブな人の差は、ずばり「固定概念に囚われているか・否か」です。仕事を例に挙げると、『コピーは雑用』どうですか?コピーは雑用だと思いますか?誰でもできる簡単な仕事だと思いますか?

ネガティブな思考の持ち主は、「コピーは新人でもできる簡単な仕事だ」と言うのでは無いでしょうか?でも世の中には、こんな捉え方をする人もいるのではないでしょうか?「コピーはお客様が手に取り、寸分の狂いも許されないホッチキス留めをし、最高の資料を作り出す価値のある仕事だ」と。どっちがいい仕事をしますか?そしてどちらが評価されますか?言うまでもないと思います。

これはラグビーにも言えて、フォワードの選手が突っ込んで行きポイントを作り、バックスの選手が展開してトライを決めたとしましょう。この時テレビでハイライトされるのはトライを取ったバックスの選手でしょう。ネガティブなフォワードの選手はこう思うでしょう。「俺だって頑張って痛い思いして突っ込んだのに・・・」スクラムハーフもこう思うかもしれません「俺のパスがキレイに出せたからやろ・・・」この後のフォワードの選手と、スクラムハーフの選手が良いプレーをするでしょうか?次こそは俺がトライとってやる!と思って燃え上がるのであれば良いように思えるかもしれませんが、これも実は良くないのです。なぜならば、目的が『自分がトライを取る』ということになっているからです。ラグビーは、全員で得点を取りにいくスポーツです。トライを取った人が偉いのではなくて、その過程が重視されるスポーツでもあります。フォワードはポイントを確実に作りスクラムハーフが捕球しやすい球出しや、バックスが展開し易い防壁の崩しが仕事です。当然フォワードがゴリゴリ行く戦術もラグビーですし、それだけがフォワードの仕事とは言いませんが、疎かにして良い部分では決してないと思います。それはどのポジションの選手にも言えるのではないでしょうか?皆が「俺が!俺が!」となっているチームは結局個人技で戦うため、連携の必要なプレーが上手くいきません。また、ミスを責め合う傾向がある気がします。『トライを取るということが活躍したというわけでもなければ、格好いいプレーをしたから活躍した』という固定概念に囚われていては、なかなかポジティブな思考に切り替えることが難しいのでは無いでしょうか?


では最後に、考え方を変えるための手段(スイッチ・フォーカス)について触れてから本文終わりたいと思います。


①スイッチ『ズームスイッチ』

②スイッチ『ロールスイッチ』

③フォーカス『ゴールフォーカス』

④フォーカス『チャンスフォーカス』


① スイッチ『ズームスイッチ』

「視界」を切り替える。ことです。まさにわかりやすい例で、行くと「環境問題」がそれです。「会社(利益)の視点」からいくと、公害垂れ流してもしょうがないというのが昔の時代だったわけです。でも、ズームを広げて、「世界・世の中の視点」に切り替える(スイッチする)と、環境って大事だよね公害垂れ流しちゃだめだよねってなるわけです。会社の人事異動もまさにこれで、個人で見ると、人事異動で望まない仕事でしたとなっても、会社の視点で見ると、そこの部署が強化したかった部分だったというのが見えてくるわけです。チーム戦術もズームスイッチですよね。したくないポジションを宛行われるのも、個人で見たら不満はあるかと思いますが、視点を変えるとチームにとってそこに注力して欲しいポジションであるというのが見えてくるかもしれません。プレーでも、今このプレーを自分はしたくないなぁって時でも、勝つためには、したくないプレーにも価値はあるよねという考え方です。視界を変える。自分だけにフォーカスせず周囲の人にとってこのプレー・行為がどんな影響をもたらすのだろうと考えるようにすると、意味・動機付けがやりやすくなったりする非常に有効なスキルだと思います。


② スイッチ『ロールスイッチ』

立場や役割を切り替える。ことです。例えば、仕事では社長・上司の立場に立ってみる。やったことない仕事の立場に立ってみる(スイッチする)。これできそうにないように思えて意外とやってみたらスッと腹に落ちるスキルです。視点が変わると、理解ができるようになるんです。視点を自分視点に置くのではなく、相手の視点に置くとストレスが溜まらないです。「あぁこの人の立場ならこう思って当然だよね」と気づけるんです。

これが上手くスイッチできていない人は仕事に対して「めんどくっさいなぁーー・・・」ってボヤいて一人ネガティブに堕ちている印象です。


③フォーカス『ゴールフォーカス』

ゴールに立ち返る。ことです。目的・意味なんですか?ゴールがないと目的が見えないんです。例えば、ゴルフのカップの場所が何ヤード先か東西南北不明なコースで「さぁ第一打目を打ってください!」と言われてもいやいや、どこにどのくらいの距離で打てばいいねんってなると思います。まさにこれと同じで、ゴールが見えて無いとやる気もモチベーションも上がりません。まずは、ゴールにフォーカスすること。ゴールから逆算して今の立ち位置はどんなもんなのかを理解することで考え方が変わってくると思います。


③ フォーカス『チャンスフォーカス』

隠されたチャンスに目を向ける。ことです。よく言うピンチはチャンスなんです。コロナが流行った時マスク業界はチャンス!と思ったことでしょう。実際中国からのマスク輸入関係は業績を大きく伸ばしましたよね。「捨てればゴミ・分ければ資源」よく見るワードですね。考え方を変えると必ずチャンスは見えてきます。多少強引でもいいので、チャンスを見つける事それが、気持ちを切り替えるキーワードになるかもしれません。


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